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健康保険で禁煙治療はできるのか

2020年04月07日

近年、喫煙率が低下していますし、飲食店でも喫煙できる店舗が徐々に減ってきています。
喫煙者であっても一度は禁煙を考えたり、挑戦してみた事がある方も多いかもしれません。

禁煙をする事のメリットはいくつもあります。
禁煙をすることで、味覚がよくなったり、睡眠の質が上がるなど自覚できるメリットもあります。
また、心臓や気管支の病気のリスクが低下する事が知られています。
タバコの価格は徐々に上がっているので、タバコは吸っているけど出来れば禁煙したいと思っている人も多いでしょう。
ただ、自分一人ではついついタバコを吸ってしまって禁煙に何度も失敗してしまったという人も多いのではないでしょうか。

禁煙外来で医師に相談する事で、自分一人で禁煙を続けられない人も禁煙を続けやすくなります。
また、ニコチンパッチなど適正な医薬品を用いることで、ニコチンの禁断症状などを緩和することができ、禁煙の成功率も上がります。
身近に外来がないと思っている人もいるかもしれませんが、実は総合病院をはじめ内科や外科、循環器科、耳鼻咽喉科、婦人科、心療内科など多くの診療科で行われていますので、気軽に相談できます。

禁煙外来では、医師が喫煙歴や体調などの問診を行い、体調を配慮しながら、禁煙を成功させるために、補助薬の処方や治療の経過を見守り禁煙の成功に導いてくれます。
禁煙中に離脱症状が起こった場合でも、診察の際に相談し、必要であれば治療薬の処方量を調整してもらえるので、離脱症状も最小限に抑えられます。

禁煙外来では健康保険が使えないのではないかと不安で、禁煙外来にかかりたいと思っていても足が遠のいている人もいるかもしれません。
しかし、条件によっては健康保険の適用ができますので、一度かかりつけの医師に相談してみてもよいでしょう。
世の中的には禁煙のエリアが増加しており、なかなか喫煙エリアを探すことも困難ですので、これを機に禁煙を考えてみてもいいかもしれません。

禁煙外来でかかる金額はいくらなのか?

ニコチン依存症は現在病気であると認識されており、治療には条件に当てはまれば、健康保険を適用できるようになりました。
条件はコチン依存症の判定テストの点数が5点以上であること、一日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上になる事、すぐに禁煙をしたいと思っている事、そして禁煙治療を受ける事に文書で同意している事です。
文書で同意するのは健康保険という税金を使って治療する訳ですから、禁煙の強い意志を確認するためです。

禁煙外来は身近ではないため、金額が高いかもしれないと治療に一歩踏み出せない方も多いかと思います。
ここでは、実際に禁煙外来に通って禁煙をする場合にどのくらいの金額がかかるかを考えてみましょう。
健康保険適用の場合の自己負担額はそれぞれ異なりますので、一般的な3割負担で計算する事にします。

禁煙治療を禁煙外来を用いて行っても心配するほどの金額がかかるわけではありません。
病院で、健康保険を使って禁煙治療をする場合は、3割負担の人が約3か月かけて治療する場合だと、治療に使用する治療薬の薬価にも左右されますが1万3000円~2万円程度かかります。
3か月で払う金額ですので、一度に払う金額は数千円です。
一度に出す金額としても、トータルを考えても、それほど大きな金額ではないはずです。
何度も失敗しないで一度で成功させると、負担も一度ですみます。

ただ、当然その間はタバコを吸わないのですから、たばこ代を差し引きすると治療には大してかかりません。
治療後にタバコを買わないことを考えると治療費分はすぐに元が取れてしまいます。
1割負担の人はさらに少ない金額で治療をすることが可能ですし、気軽に治療を始められると思います。